一部上場企業の大企業に勤める友人がいます。
仕事もでき、社交性に優れ、部下を持つそれなりの役職に就いて収入も高収入。
先日、彼と久しぶりに会い、話をしていて考えさせられる事がありました。
どうしても欲しかった趣味の物があったそうです。
金額は2万円。
家族を持ち、子供もいる彼は自由に使えるお金はおこずかい制。
その時、今月のおこずかいはもう使い果たしていたそうで、
迷った挙句、どうしてもその時欲しかったので、2万円をカードで数回のリボ払いにしたそうです。
「お前、2万くらい財布にあるだろ?」
「まぁな・・」
「お前の稼ぎなら嫁さん文句言わんだろ?」
「まぁな・・・・」
「・・・・・・・」
「いや違うんだよ。」
「自分への戒め(いましめ)なんだ」
「あぁ・・なるほど・・」
その後、しばらく考えさせられました。
彼は決してケチでも節約家でもありません。
一般的に見て裕福な経済状態です。
奥さんも子供が生まれるまで働いていました。
彼と同じ会社で。一部上場の大企業。
何度も会った事がありますが、理解力のある女性です。
経済的に何ら不自由はないでしょう。
むしろお金の事での悩みや不安は無いのではないでしょうか。
奥さんに相談すれば反対されることは、まず無いでしょう。
むしろ、快く承諾した事でしょう。
たかが2万円。彼の生活を脅かす金額では到底ありません。
「自分への戒め」
「いましめ」今一度、辞書で調べると
1 前もって注意すること。また、その言葉。訓戒。
2 過ちを犯さないようにこらしめること。
3 (縛め)しばること。また、その縄。
4 禁錮。監禁。処罰。
5 用心すること。警戒。
私がしばらくの間、忘れていた事でした。
何かに甘え、流れに逆らわず楽な方へ
人のせいにして、世の中のせいにして
自分の至らなさに蓋をして
自分を正当化する言葉を模索する
改めなければいけません。
私はどこかで大きな勘違い、間違いを犯していた事を
認めなければなりません。
そう感じた、友人との会話でした。