反抗期を迎えた息子・男の子を持つ母親で心配性、世話焼き、小言、文句、おせっかいなどで子供を苦しめていませんか?
「親として当たり前」と思う方もいるでしょうが、ここはひとつ冷静に客観的に考え直す必要があると思います。
口うるさい母親
朝起きた時から学校に行くまで、帰ってきてから寝るまで何度も小言を言ってしまう母親は多いです。
「早くしなさい」「忘れ物はない?」「これどうするの」「宿題は?」「片づけなさい」「服脱ぎっぱなし」etc・・・
口うるさい母親に反抗期の息子は暴言を吐き攻撃的になったり、無視をしたりするでしょう。その状況に対してまた、小言や文句がさらに加速します。次第には過去の事を持ち出しては別の事で説教をしだす始末。
そんな接し方では子供はどんどん自分の殻に閉じこもってしまいます。そうしないと自分を守れないのです。
また、いちいち外や学校などでの出来事を根掘り葉掘り聞いてしまう母親も良くありません。我が子が外でどんな風に過ごしているのか気になって仕方がないのでしょうが、子供には言いたくない事もあるのです。
例えば学校で嫌なこともあるでしょう。先生に叱られたり、友達とうまくいかなかったり、部活動などで注意を受けたりと彼らも外では色々とストレスを抱えながら生活しているのです。
学校から帰ってホッと一息ついて自分の趣味や友達と外に遊びに行ってリフレッシュしたいと思うのは当然です。
そんな子供たちの心境を無視して「学校でどうだった?」「友達と仲良くできた?」「先生に怒られなかった?」などと質問攻めにしては、外でも家でも子供は安らぐことができません。
聞きたい時は、ご飯を食べ終わった後とか寝る前とかリラックスしている状態の時にさりげなく1つ2つ聞いてみるのが良いでしょう。
決して質問攻めや問いただす様に子供に接してはいけません。
子供が話し出したら、相槌を打ちながら最後まで聞きましょう。途中で話に割って入って子供の意見や話を否定してはいけません。伝えたい事がある時は、最後まで話を聞いてから優しく説明してあげてください。
子供の為には逆効果
確かに子供の為にと思うとあれこれと言ってしまいたくなりますが、それが逆効果である事を認識しましょう。
「宿題は?」「忘れ物は?」気になりますが言わなくて良いのです。もし忘れれば自分が困り、学校で先生に注意され嫌に気分になり自分で気を付ける様になるでしょう。
子供を客観的に観察して、言わなくていい事は極力省いていきましょう。少しずつ直していけば次第に体に染みつき、それが当たり前になります。
今まで「うるせー」と暴言を吐いていた息子との距離が母親の小言の減少と比例して近づいてくる事でしょう。
息子にも母親にもその選択が最良であると思います。