子育てする上で子供が本を読む事、読書する事はとても重要だと思います。本を読めば国語力、文章力、集中力、発想力が身に付きます。
これらは、心豊かな教養のある人間形成に必要な事だと思ってます。
私が思う教養とは、知識の量ではありません。心の豊かさの量だと考えます。
美しいものを美しいと感じる心。
人の痛みがわかる心。
感動できる心。
心を豊かにする為に、読書は効果的な方法の一つです。
本を読むのを嫌がるお子さんも多いのではないでしょうか。
私が二人の息子にしている方法、私なりの考えをご紹介したいと思いますので、ご参考になれば幸いです。
本がある環境を整える
やはりまずは本が身近になければ始めりません。
本屋や古本屋で購入するのも良いですが、私は主に近所の図書館を利用します。
図書館を利用するメリットは別記事で記載してありますのでご参考ください。
好きに本を選ばせる
好きな本を子供自身で選ばせます。どんな本を選んでも(常識の範囲内で)一切の否定はしません。大人や親の価値観を押し付けては子供は本を読む気が無くなります。まずは自分が読みたいと思う本を読むのが一番効果的だと考えます。
本を読む習慣を身に付ける
私の息子たちは特に本が大好きという訳ではありません。学校から帰ってくればランドセルを放り投げて、外に遊びにいきます。夕食の後はゲームをやったり、一緒に映画やドラマを観ます。
本を読む時間は決まって寝る直前の30分くらいです。私も一緒に布団に入るのですが、寝る前にゴロゴロしながら各々好きな本を手に取って読みます。小さい頃からそうしてきたので、それがほぼ毎日のように習慣になってます。
本の感想を聞かない
私は自分から子供に本の感想を聞きません。親は何がどう面白いのか、何に感動したのか聞きたがります。それを聞く事によって学習能力が高まるとお考えでしょうが、私にはそうは思いません。
子供には「面白かった事、感動した事」を上手に表現できない事もあります。夏休みの読書感想文が最後までなかなかできないのは親自身も子供の時に経験済みではないでしょうか?
それを無理やり聞き出すと苦痛を感じるでしょう。それは本を読む事が嫌いになる原因です。
自分から感想やあらすじなどを言ってきた場合はしっかりと聞いてあげます。
「へぇー そうなんだ~、すごいねー、面白そうだね」と大いに共感してあげます。
私自身もその本を読んで、息子たちと意見を交わしたりします。
無理に読ませない
人間ですから疲れている時、気が乗らない時もあります。
無理強いは絶対にしません。
「本を読みなさい!」と言って子供に本を読ませるのは簡単ですが、自発的に本を読む様にならなければ意味が無いと思います。
その為にも本を読む環境、習慣、好きな本を選ばせる、親も一緒に共感するなど、我々親が本が嫌いにならない様に些細な事から日々、気を付ける必要があると考えます。
読み聞かせ
息子たちが小さい時、よく読み聞かせをしました。
それが本を読む習慣になったかどうかは正直分かりません。他の親の話を聞くと読み聞かせしていたけど、特に本を読まなくなったという子供もいるようです。
私の場合は、親子のスキンシップと捉えていました。寝る前に腕枕しながら、膝に座らせながらほぼ毎晩のように。
5歳ごろまでは字が読めませんので、完全に読み聞かせでしたが、たしか6歳ごろに「これ読んで」といつものように本を持ってきたのですが、その日とても疲れていて私はすでにウトウトしていました。本を読んでもらえない息子は何と自分で読み始めていたのです。
それは本を読むというよりも、ひらがなを一時ずつ読み上げているだけでしたが、
「すごいねー 本読めるようになったねー」おもいっきり褒めてやりました。
その日より、次第に自分で本を読む様になりました。
最後に
私は子供たちが読んだ本をなるべく読む様にしてます。
彼らが、何に感動して、何が面白くて、どう感じたか。
子供たちと共感したいのです。
映画やドラマを一緒に見て一緒に涙します。
子供の心は本当に純粋だと感じます。
その純白さは大人になるにつれ、徐々に失われていくでしょう。
それはそれで重要な事ですが、
今はその純白な荒野で、私が何を感じさせてやれるか、日々考えているとワクワクします。